プロの社畜として安定を得る
キャリアアンカーはコンピテンシー、モチベーション、バリューからなる自己概念とな。
私のキャリアアンカー自己診断結果は「安定・保障」。
「自ら進んで会社の指示に従う」という一文に吹き出しそうになったけど、すごく納得。
社畜として柵に囲われた毎日に安定感を覚えつつ30余年飼われてまいりました、ってことだなあと。
社畜・・・ウイキペディアによると「会社に飼い慣らされ」「自分の意思と良心を放棄して」「奴隷と化した」賃金労働者。
自らの意思で、奴隷らしく振る舞い、戦略性を持って時には自ら犠牲となって仕事を引き受け、食肉にまわされることもなく安定を勝ち取ってきたのだと。
たまたま飼われていた農場が広くてのびのびと放牧されていたという好条件ではあったかもしれないが。
プロの社畜のコンピテンシーは飼い主さまのお気持ちを察してお望みになることを先んじて行うこと、などなど学習。
プロの社畜のモチベーションは、柵には囲まれていても、良く食べ(健康で)良く動く(働く)ことを評価してもらえること。
プロの社畜のバリューは、そこにいればずっとエサがもらえて寝ぐらが与えられていること。
・・・って感じかなあ。
キャリアアンカーにマッチし過ぎて錨を下ろしっぱなし?
大学卒業以来、30余年ずっと同じ会社にいる。
ノウテンキなのか、鈍感でアバウトが幸いしたのか、それとも何でも前向きに考えることができる能力がそれとなく備わっていたのか、長い会社生活は特に苦もなく、この半年を除いては「会社に行きたくないなあ」と思うこともなく。
会社のリクルート活動の手伝いで大学生との対話イベントに出席した時、「30年も働いてきたモチベーションって一体なんですか?」と質問され「楽しいから」と答えた私。
なぜ楽しい?何がそんなに楽しい?
エドガー・H・シャイン博士がおっしゃるキャリア・アンカーが就職した会社とマッチしているから?
自己診断したら予想通り「組織に所属し保障・安定を求める。真面目な組織人タイプ」。
価値観については「キャリア管理の責任を、自ら進んで雇用者側に預け、進んで会社の指示に従う」って。。。
(社畜か?)
たまたま入社した会社に安定感があり、そのまま定年まで、まさに錨を下ろし続けてるってことかあ。
かなり重たい錨である。
ハップンスタンスに発奮せよ、私!
定年が今のまま60歳であれば、あと3年。
雇用延長はあるのかもしれないけど、何か違ったことをしてみたい。
たまたまキャリアコンサルタント関連の仕事をする友人たちが私の前に現れ、更に専門実践教育訓練給付金が最大70%も出る!というお得な状況もあって「国家資格キャリアコンサルタント」養成講座に通い、このほど資格を取得。
キャリア理論的にはクランボルツのPlanned Happenstance Theory的状況か。
偶然をチャンスに変えるために必要なのは好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、そして冒険心だっけ。
新しいことを!
努力し続けよ!
姿勢・状況を変えよ!
きっとできると思え!
行動を起こせ!(リスクテーキング)